7. 恋--家族との別れを決心する
ここで、恋人二人は、社会的事件を起こす原因になる覚悟を決めることだ。
恋を隠して、白を切るような生き方は出来ないと心を決める。
恋が起きたことを原因として、全てをリセットするしか解決の道はないのだ。
恋を終わらせるのは無理。
家庭の亀裂を補修するのには、時間が経ち過ぎたから無理。
家庭の崩壊を、隠す事は出来ても、止めることは出来ない。
恋とは異なる次元で、両家庭とも亀裂を確認する。
それには、恋が芽生えた事実を、心を開いて告白しなければならない。
長い年月生活を共にした伴侶と家族に対して、感謝と良心で正直に告白する。
適当な言葉で、隠す事も思いやりだ、などと失礼な考えは決して持たないこと。
心の中をよく覗いて、正直に、正直に語る。
そして、家族との別れの決意を伝える。
その時に、気づいて欲しいのは、恋は自分だけの責任でおきたのではないこと。
全ての出来事には原因があり、それが6段階の成長段階を経て誕生するのだ。
恋も、人も、宇宙の仕組みの中での誕生することに変わりはない。
恋は、記念日に突然誕生したのではなく、
きちんとプロセスを経た結果生まれた。
その恋を、愛にまで育てられるか、恋のままで終わるのかは、
二人の問題である。
恋を誰にも知られなければ、全ては元通りでいられる…ではないのだ。
もう二人の心に灯った恋の炎は、消せない大事件、大事実なのだ。
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Mizuho Mi Suguri