1. 速いスピード、そして勢い
魅力的な女はその場に応じて化けられる。
最低でも5人以上に変身できてこそ、魅力的な女性だ。
女性には、生まれつき変身の術が備わっているのだからその能力は、
フルに活用しなければならない。
変身の術を磨き、全く違う5人以上の顔を生き分けてこそ女らしい女性になる。
一生を一人の顔で生きるのはオバサン女性。
オバサンは、女らしさとは関係のない女性と言うことである。
では男の魅力とは、どんなことだろう。
男らしい男性の特徴とはなんだろう。
それは、速いスピード、そして勢いがあること。
筋肉の働き、身体の移動、頭脳の働きの全てにスピードがあって
勢いが良いのが男の源泉である。
女の変身の術に対して、男には雲隠れの術が生まれながらに備わっていた。
「あ、居た」と思ったらもう見えなくなった。
女性からすれば捉えどころがなく、あまり嬉しくない男らしさかもしれない。
が、生まれつき備わっていた能力を更に高めることは、宇宙の意志に沿うこと。
地上の生き物は、人間であっても宇宙の意匠には素直に従うしかない。
それが宿命ということだ。
男は男らしく、女は女らしく生きる。
それが、結局は誰もが満足の行く社会へ繋がる。
キラッと光っただけで姿が確認できなかった、あ、男だった…かな。
雲隠れの術で、えいっ!
男らしい男は、毛穴から飛び出すエネルギーのようなものだ。
しかし、早くて勢いが良いだけでは、人間としての存在が認められない。
生きていることを誰からも感じられないのは困る。
そこで男性は、二人分の命を授かっている。
それは、3次元の世界においてはとの注釈つきではあるが、
女性は一人分、男性は二人分の命を生きている。
光の世界では、物の動きが早すぎ、光速を超えると
「ある」とも認識されない。
光を反射するだけの静止時間がある物体でなければ、存在できないのだ。
90度方向の違うスピードを内在することで、物体として存在するのが男性だ。
しかし、それは光の世界3次元においてのみのこと。
光の次元から外れた4次元「心」の次元では女性と同じ1人で存在している。
光の世界で、男は一人では存在が認められないから、
鎧を着ているとイメージすると理解しやすい。
あるいは昼間の人と夜の人とが一人の男性の中にいると考えるのも悪くはない。
一人の男性の中の二人は、90度違う方向へ、早いスピードで回転し続ける。
昼の男と夜の男、縦糸と横糸で紡がれた強い布の様でもある。
魅力的な男は、早く走る、俊敏に動く、強い瞬発力と強い探究心を持ち、
未知の世界への冒険心、異文化への興味、向上心を抱え、そして外側は硬い。
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Mizuho Mi Suguri