オバサン女性

1. 魅力的な女は5つの顔をもつ

女は化けてこそ魅力的で美しい。 化けられない女は、ただのオバサン女性。
女性は、魅力的な女でいなければ。 せっかく女性の性に生まれたのだから。

女性はだれでも、子どもを産めば母親になれる。
子どもを産めば子どもにとってはかけがえのない母親ではある。
母親が美しい人格者ではなくても、子どもはひたすら母親を恋い慕う。
鴨の子どもが、母親の後ろを粛々と追うように。
猫の子が、犬の子が母親の乳を恋い慕うように。
母親は子どもにとっては、いつも優しく頼もしい女神さま。
母を慕う子どもの心は、絶対に心変わりなんかしない。
躾の名目で、その実虐待されていたって、子どもは母を恨まず慕い続ける
そんな一途な子どもの心に温められて、母親の心は安定する。

自分を愛する者をこの世に誕生させ、母親に変身した。
生まれながらの凄い変身術を持つ女性は幸せものだ。
しかし女は、母親に変身しただけでは魅力的とは言えない。

魅力的な女は、最低でも5人分の変身ができてこそである。
なぜ5人分の変身が女性には可能かと言えば、肉体がそうなっているのだ。
自分自身を注意深く観察すれば、毎週違う顔で生きていることに気づくはず。
女心と秋の空。
女性が簡単に心変わりするのは、恋愛に限った事ではない。
毎週の様に違う顔になるのが女性。
女性は変身の術の素養を身に付けて生まれて来た。
と言っても、それはホルモンの作用であり、心から変身していることではない。
いくつもの顔は、ホルモン分泌によって無意識のうちに顕れてしまう。
この術を心で磨き、スキルアップさせ5色に輝かせるのが、魅力的女である。
1日に何色にも輝きを変えて、何ほどのこともない澄まし顔の魅力的な女。
女性は、ひたすら真っ当に生きようと心に決めただけで、変身ができてしまう。
同じ事を心に決めても、男性には変身の術は身に付かない。
変身の術は、母親になるため、女性の性に与えられたご褒美のようなもの。

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