状況は良くない方向へ刻刻進み、良い方向へは遅々とした歩みにしか見えない。
そんな時、昨晩は静岡県でも震度6.4の地震まで発生しました。
両地震に関連性はないとの発表がありましたが、さて、本当にそうでしょうか。
原子力発電所については、世界に誇る日本の技術でも防げなかった。
災害結果を、素人がいくら細かく掘り起こしても好転することはありません。
専門家たちの最善の努力を信じ、それでも出てしまった結果は受け入れるしかないのです。
原因をどこまでも知りたがる個人的興味で、いたずらに時間を費やしても、
それが解決への力にはなりません。
今は、知りたがる個人的興味に、日本中を長時間付き合わせている場合ではありません。
大地震被害、未曾有の大きさの津波被害、放射能拡散による被ばく、停電・・・。
これ以上の災難は許容不可、勘弁して下さい、許して下さい。
ここまでの大きな災害は、社会全体が受ける叱責と捉えるべきです。
神様に反省を要求されていると、一人一人が頭を垂れて神妙に心から受け入れる態度が必要です。
心を置き去りにし、ひたすら豊かさのみを追い求めた我々は今叱られています。
金持ちになろう!それ行け、それ行け!
美しい国を造ることが目的地ではなくなっていました。
空気、景色、海辺、川辺、街、人の心の美しさを守ろうとしなかった。
美しさを守ろう造ろうの観点が、日本の政治からすっかり抜け落ちていました。
反省、反省、言い訳より反省をこそ、日本人が今持つべき心の在り方です。
それなのに、政府はリーダーに適任者を使命する考えもない様子。
官房長官は大変良く頑張っていると思います。
が、国民を指導する権限までは与えられていないのでしょう?
しかし、もし与えられたとしても荷が大きすぎると思われます。
緊急時を乗り切るリーダーは、空気の精 、しかもTOP の性格が最適なのです。
空気の精人の個性、自身の安全より全体の安全を先行させる気質。
そしてTOPの親分肌が緊急時のリーダーには求められています。
「最後は自分が責任を取るから、この道を進もう、今はそれが最良の道だ
こうして、TOP人種は高所から状況を把握する能力で采配を振るい始めます
高所から見る能力を持たない人間には、この能力の存在自体が想像できません。
人間の個性は、驚くほど多様で、適材適所の人材はいるのです。
そのことを理解しないと、今の様な場合は、国の絶大な損失になりましょう。
政府のTOPにいる総理大臣にこれを理解していただく時間も機会もありません、あ〜あ。
的確な情報が早く知りたい視聴者を前に、低姿勢な言葉使いにばかり気をつけている東電人、
原発担当者も、後の責任追及を恐れる保身姿勢は忘れて下さい。
そんな心が見え見えなお役人の様な根性には、視聴者はうんざりしてきました。
今、同じことを繰り返されても、状況は進展しないのです。
TV局も、避難した場所で凍死する人まで出るかもしれない時です。
時局を見失った責任の追及を避けることに集中して、大事な情報伝達ツールを
原子力発電所だけに集中しないで下さい。
総理も官房長官も、国旗頭を下げる姿よりも、国民に真っすぐ顔を向ける姿勢と言葉を下さい。
国民が知りたいことを正確に伝えたら、どう行動して欲しいかをしっかり伝えて下さい。
日本人は、長い年月決まった行動パターン守る生き方を強いられて来ました。
各人が自立する生き方をしてこなかったのですから、指示が必要なのです。
停電にしても、毎日時間を決め、それを守る、そして同時に例外も作る。
パターンを決めなければ計画が立てられない人々の心は、予定が決められないと不安になるだけ。
この不安が他の要素と一緒になり増幅したら、収拾がつかなくなるでしょう。
原発事故自身は、最悪な結果になる筈です。
関係者が案じる最も悪い想定の通りになるしょう。
科学者も130%の能力を発揮するでしょうから、良い結果が出る様祈りましょう。
今、国民は、各人の心の中で開き直りながら覚悟を決めるしかありません
しかし、風か自然の力に相当助けられるように見えます。
まだ日本の運が残っているかどうか、一心に祈ることです。
日本中が放射能汚染される危機はぎりぎりの所で一応セーフになるでしょう。
但し一応ですから、全く安全だったこととは大きく違っています。
とりあえず、今のところ、日本国内での生活は保たれることになりましょう。
しかし、受けたダメージからの回復には、程遠い状況ではあります。
もう大震災以前の日本には、戻れません。
何もかも、大きく変わって、日本人は否も応もなく、試練に立ち向かうしか道はありません。
生活が変わらざるを得ないのです。
では、個人はこの時、どう立ち、どう行動し、どう生きたら良いのでしょう。
何が何でも、我々はここで立ち止まり、生きて行かなくてはなりません。
今まで考えなかった、強い人間になることが重要です。
そのために、まず開き直り点を確認しましょう。
最悪な状態を想定し、その点を頭で見る、そこが開き直り点です。
「そうなったって、自分は死なない、生きているじゃないの」
自分に問いかけたら、心は開き直れました。
最悪を想定して開き直ったら・・・。
「それに比べたら、今はまだ楽な状況じゃないか、何てこともない平気、平気」
「そうだ、まだ社会の役に立って生きて行かれる。よ〜し明るく行ってみよう!」
まず、各人が心的にも、体力的に強くなることです。
体力は、身体の芯の部分から、筋肉を柔らかく、しなやかに鍛え、他人の助けを受けることなく、
誰かを助けられる自分でいると心に決める。
毎日1時間「みすぐり体操 」をするのが効果的です。
腸をひねる、首をひねる、腰をひねる運動を、吐く息の呼吸法で行う。
毎日1時間の訓練で、強くしなやかな体力を持つことは大変重要な生き方です。
心を出動させる。
行動と同時に、心が出動すれば身体も強くなります。
両手を思い切り伸ばして「ああ、気持ちいいなあ^」と声に出すと、心が出て来ました。
空腹の時の食事に「ああ、おいしい!」と声に出す。
「ああ、いい香り!」「ああ、きれい!」
感動を声に出すと、それが合図で身体も強くなれるのです。
状況がひどいからと、おしんの世界へ向かってはいけません。
我慢するのは、最もイージーな道だと気付きましょう。
我慢しなくて良い道を知恵と工夫で見つける思考を身につけるのです。
皆で楽しめる方向を探してこそ、人間らしい生き方です。
「昔に返ったつもりで、耐えよう、我慢しよう」とは考えないこと。
我慢しなければならない時は、ただ黙って我慢する。
我慢すること、それを生きる目的にしてはいけないのです。
人生は苦しいものだなんて、若者にも、子供にも決して教えてはいけません。
人を愛し楽しい人生を、生き生きと過ごすのが人間なのだよと教えましょう。
こんな状況だからこそ、呼吸が出来るだけでも、幸せだと感じられる。
恵まれている自分を感じ、明るい笑顔で体内から力を湧き起こすこと。
笑顔になれば、心が必ず前面に出てきて、力が身体の芯から湧き上ります。
笑顔は無理に造っても効果は出ます。
顔の笑顔を感じて、心は出動していました。
世界中見回しても、自分の心の居場所はこの日本にしかない。
自分にとって、大事な大事な日本を、今まで大切にしてきただろうか。
世界中から、うらやまれる美しく居心地の良い国に生まれ変わらせよう。
こんな悲劇に襲われて、このままで終わってたまるか。
これからは、国土の美しさを取り戻し、美しい国土に助けて貰おう。
大地震が起きる前だって「今日が最後の日」だったのです。
身体と心がぴったり一緒にいる強い人。
美しさは、強い人からのみ感じるもの。
強く美しい人になると、国民全員が心を決めましょう。
美しい生き方を決めた美しい人々の国は、美しくて強い、日本国です。