時間の川が見えた
あら、久しぶり。
元気そうだし、凄くうれしそう。
今日のあなた、とてもきれいよ。
何が嬉しいのか当てなさいって、私がわからないって思っているのね。
甘い、甘い。
時間の川が見えたって言いたいのでしょう。
で、どうだったなんて聞くだけ無駄ね。
そう、キラキラ、キラキラ光って、まるで宝石の川だったでしょう。
あの川の流れる速さが、光の速さそのものなのよ。
あれ以上の速さになると、ピカッて光って消えてしまうの。
その時のトンネル、当ててみましょうか。
緑色の葉っぱ。
正解?
緑が美しいなって、葉の表面の輝くのを観て感動したんでしょう。
緑色を反射させた葉の上の水滴が、色全部を反射させたら白く光ったのね。
その時、トンネルは光るものだってわかった…でしょう。
初めて渡ったトンネル、そう、月も光っていたからトンネルになれたのよ。
だから瞳の輝きは、もちろんトンネル。
瞳のトンネルを通って、どんな世界へ行けると思う?
あらそう、もう経験したのね。
輝く瞳のトンネルを通って、着いたのは自分自身の心だったでしょう?
素晴らしいことよ。
あなたの心の世界は、その時からずんずん大きくなっているはず。
昔、トンネルを怖がっていた時を思い出してみて、どう感じている?
そう、良かった、良かった。
私も、本物仲間が増えてうれしいわ。
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Mizuho Mi Suguri