メニエル病の原因
まっすぐがわからない
メニエール病・メニエル氏症候群。
「真っ直ぐがどこだかわからない」
寝ているのに、頭を少し傾けたら天井がぐるぐる回り始める。
「う〜う〜、気持ちが悪い、吐き気がする、目が回る〜、助けて〜」
メニエル症候群と呼ばれる、眩暈や耳鳴りに襲われる生活習慣病があります。
傷みはないのですが、三半規管の故障で平衡感覚が狂う大変恐ろしい病です。
平衡感覚が狂った苦しさは、筆舌につくし難く、生きた心地がしません。
この病も、細菌によって感染するものではなく、日々の生活の仕方、心の持ち方によって発生します。
では、どのような心の持ち方がメニエル病を引きおこすのか。
メニエル病の原因となる心のストレス
自分でも気付かない不満、怯えを感じながら生活していたら、
ある日突然、眩暈、吐き気、耳鳴りがして倒れ、数日起きあがれなくなり、
その後は季節の変わり目、または気圧の急激な変化によって症状が起こるようになった。
心に抱えたストレスが原因の病気ですが、直接原因は三半規管の異常です。
生まれつきの病気、感染病以外の病のほとんどの原因は、心にあります。
心が悩んでいること、そしてその解決法を探る代わりに、
我慢という楽な道を選んだために病にまで発展してしまいました。
つまりは、心が弱虫だから病気になる、腰痛も歯痛も関節炎も近眼も同じです。
しかし、心が弱いために生活習慣病になる人たちは、感受性が強い上等な心の持ち主でもあるのも事実です。
感受性が敏感でなければ、心が悩んで病気になるなんてことにはなりません。
心が良く活動し、生き生きキラキラ素敵に生きていた人が、日に日に沈んだ感じになりました。
どうしたのでしょう。
どうも、家庭内か又は職場に心を痛める原因がある様です。
それを排除することはできないのでしょうか。
心を痛めている原因を排除するには、相当な覚悟が必要です。
心のストレスを排除するには覚悟が必要
覚悟とは?
現在まで保たれてきた平和が壊れるかもしれない。
信頼できないと正直に話したら、激しいぶつかりあいがあるかもしれない。
身近に、悲しい別れが出現するかもしれない。
そんな状況を、自分から起こしたくない。
立場が思い切り悪くなるのも恐ろしい。
我慢さえすれば、心の覚悟は必要なくなる、我慢が良い、我慢だ我慢だ。
我慢の代わりに、違う方向へ心を向ければ良かったのですが、眩暈を起す人には、それが難しいのです。
心の筋肉が弱り始めていますから、方向転換も難儀になりました。
では、勉学に励みましょうか。
いえ、それもちょっと、しんどいですわ。
じゃあ、全て諦めて小さくなって生きましょうか。
それは、嫌、嫌ですよ、恰好悪いではないですか。
心の悩みの解決するには、勇気が足りません。
心が向く方向を変えるには、心の力が足りません。
諦めて生きるには思い切りが足りません。
勇気を出すのも嫌、心を強くするのも嫌、立場を棄てると思い切るのも嫌。
だから嫌々我慢する。
心から発する全ての病気は、我慢が原因なのですが、メニエル氏症候群の場合は、
我慢を嫌だ嫌だと感じながらずるずる続けているのが特徴です。
この様な、感受性が強く、でも怠け者の心が陥る三半規管の不調から、
どうしたら抜け出せ、眩暈や耳鳴りから開放されるでしょう。
メニエル病の治療方法
STEP 1 心と頭脳が怠慢であるこを自覚する
眩暈、耳鳴りからの開放の一番目は、心と頭脳が怠慢であることの自覚です。
嫌だ嫌だと嘆きながら、そこから動こうとしない怠け者でした。
ああ、そうか、自分は心が弱虫で怠け者、その上頭脳までも怠け者だ。
そう認識しただけで、三半規管への血流を止めていた「嫌だ」と思うストレスが緩み始めました。
嫌だなあと思うその感覚がストレスの正体でしたから。
「自分は、心が弱虫で怠け者なんだ、ああ情けない、ちぇっ、小さな奴だ」
そう思えたら、治療2段に移行します。
STEP 2 酔い止めの薬を飲んで寝る
治療2段目は、乗り物酔いのための薬を飲んで寝てしまう。
そう、昼寝をするのです。
眼が覚めたら、治療3段目に進みましょうか。
STEP 3 絶叫する
治療の3段目は、大口をあけて声は出さない絶叫です。
口が耳まで裂けてきそうな大口を開けて、「わあ〜っ」「わあ〜っ」って叫ぶ。
何回も何十回も叫び続けます。
その内に、首の後ろの筋肉が動き、頚動脈に刺激が届きました。
首の筋肉や血管を、内部から刺激するのです。
これが、実に有効な眩暈を遠ざける治療法だと、実行したら直ぐに気づきます。
輪ゴムの様に血管を縛り血液の流れを止めていたストレスが、
何回も大口を開け叫んでいたら、少しづつ緩んできた様です。
血管の中で止められていた血液が流れ始めれば、もうシメタモノ。
三半規管に血液が流れ込んで、眩暈は無くなる方向に向かいました。
でも、まだ直ぐには治りません。
STEP 3 大きな欠伸をする
そして、遂に最後の治療4段目です。
それは、大きい欠伸をして涙を流すこと。
それこそ、顎が外れそうな巨大欠伸を、ふわあ〜、ふわあ〜、ふわあわあ〜。
三半規管に溜まった余分な水分を涙で出す感じで、大きな欠伸を連発します。
たんぱく質いっぱいの、少しべとつく涙が眼からたくさん溢れ出てきたら、努力は報われました。
治療成功です。
今まで重たかった頭の後ろの方が、軽くなる感じがしてくるはずです。
頚動脈の中を血液がスムーズに流れれば、メニエル氏病は回復に向かっています。
あとは、ゆっくり睡眠に入って、メニエル氏病治療一丁上がりということ。
なあんだと拍子抜けするくらい、簡単な自己治療の方法でした。
最後の仕上げ
しかし、嫌々我慢している心の状態はそのままになっているのでしょうから、
眩暈の辛い発作から逃れられたら、ここの解決を図らなければなりません。
勇気を出して、嫌なことの我慢を止める方向へ向かいましょう。
本音を訴えて、今までの付き合いが途絶えたとしても、誰かが死ぬほどのことは起きないはずです。
本音で生きてこそ、健康的な素晴らしい、自分らしい人生が造れるのです。
勇気を出しましょう。
もう二度とあんな辛い症状には落ちないぞと、心を決めて。
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Mizuho Mi Suguri